このテロのことは覚えてる
大勢が犠牲となって
映画を観終えて、その一人一人に人生があり、愛する人がいたはずだと、改めて思って胸が苦しい
理不尽に、さっきまで隣にいた大切な人が立ち消えるようにいなくなってしまった
何度も匂いを嗅ぐシーンがあって、たぶん自分もそうするって思う
その喪失感、絶望感、葛藤、それらを経てからの、“ぼくは君たちを憎まないことにした”なのかと思っていたら
そこからのお話だった
何十年も前に身内を亡くした時
親戚のおばちゃんから、私たち三姉妹が元気すぎると言われたのを思い出した
何だかいけないことをしていて指摘されたような気持ちになった
悲しんでいなかったわけじゃない
端から見たら違和感だったのかもしれないけど
でも、悼み方も、その順序とか気持ちの変化も皆それぞれなんだと思うし、
そのことに良いも悪いも無いんだと今は思う
坊やがまだ本当に小さく見えて、でもとても自然で、ずーっとビックリして観てた
両親役の、どちらかの子どもなのかなと思ったほどだ
公式サイトを読んで納得
数ヶ月、子役トレーナーがついて練習したということだ
そして、本人は坊やじゃなくて、女の子だった!