本作のブルース・ウィリスは、まるで『ダイハード』で疲れきった体でそのまま出演してみましたかのような、墜落したベテラン刑事が見事に演出されていた。
ストーリーは生真面目な白人刑事(ブルース・ウィリス)が、証人のチンピラ黒人の護送中に攻撃を受け逃走劇へとつながる展開。
お約束のように、このチンピラの黒人(モス・デフ)が自分の夢だの何だのよく喋る。逃走する中で刑事が黒人の考え方に惹かれていくと言ったありがちな内容でした。
それでもラストは感動を誘うシーンもあり◎。
ダイ・ハードとは一味違う、彼の静かなアクションも良いじゃんと思わせる一本です。