このレビューはネタバレを含みます
2024年映画38本目
ティーザーで期待していてようやく鑑賞。
むしろあの予告のままで驚く。古典的かつ実験的な趣きは観る人を選ぶかも。数分おきに何かが起こるけど、ドラマ的な展開かというとそうでもないからやや退屈に感じました。
とにかく主人公(『Booksmart』の子)に喋らせない。説明や理由も省く省く。ひたすら撮影と編集で繋ぐ。過去の回想を演出上のもと再現していたのはまあまあ良かったかなと。
CGは置いておいても、照明と編集は安定しているので一応観れる。トラウマ、閉鎖的な生活、声なき声。それからふと『MEN』を思い出す。被害者の加害性を描く。グレイが一瞬かわいそうに思えてしまう瞬間もある。
意味のない活劇の連続。次作に期待したいです。