「阿良良木君、自殺は罪だよ」
羽川ちゃんのこの一言しか覚えていない。
3作品を圧縮されているので、阿良良木君と初対面する時キスショットが何故やられてしまっていたのかなど、整合性の取れない疑問点は尽きなかった。マニアな友人に1点1点解説して頂き、やっとのことで咀嚼できた。
確かにやや不親切な設計であるが、傷物語の大筋の流れは本作で網羅することが出来る。雰囲気だけでも味わいたい方はこちらを推奨。
冒頭に背景で車が事故しているのは西尾維新の「少女不十分」を読んでいると、理由なんて要らないとなってしまった。