オドレイ・トトゥの"うなじ"映画
言わずと知れたフランスのアート映画の代表的な作品。美術や衣装の可愛らしさは見ものだが、内容はブラックな冗談も含むコメディ作品。
学校に通わなかったことから社会と遠ざかる感覚を持っていたアメリは、自分だけの空想の世界を持っていた。そんな時、自分のイタズラ心が世界を少しだけ良くする可能性を持ち、さらに自分自身が社会と調和できる助けになることを知る。
自分だけの好きなものを誰もが持っていることを認めて、その喜びをスクラップブックにして共有してくれる作品。
2001年クオリティのCG表現や、後半のアメリの回りくどい仕掛けがしつこすぎることなど、だいぶ前に観たことで忘れていた引っ掛かる点を久々に思い出したりしたが、普通に楽しかった。
なにより、オドレイ・トトゥの美しさに圧倒される。引き込まれるような瞳も際立っているが、監督が好きなのか、やたらとうなじを強調する演出が見られる。
サッシャ・ギトリを観てても思ったが、フランス人はサプライズが好きすぎる。テレビもドッキリ番組多いのかな