磨

恐解釈 花咲か爺さんの磨のレビュー・感想・評価

恐解釈 花咲か爺さん(2023年製作の映画)
2.8
犬を殺されブチ切れた正直爺さんが、意地悪サイコ爺さんに復讐する物語ー。

あの[エクストリーム(TOCANA)]と
ホラー専門サイト[オソレゾーン]がタッグを組み、誰もが知る御伽話『花咲か爺さん』を現代日本を舞台にしたバイオレス・スリラーにアレンジした超絶Z級映画。

…が、これは評価し難い。そもそも期待なんしてなかったし、こういうのはハードルを下げて‥むしろ地中深くに埋めるくらい下げて鑑賞するのがマストなのだけど、それにしてもちょっとヤバすぎた(悪い意味で)
疑問点、不満点を並べたら枚挙に遑がないが、そもそもサイコジジイと家族の物語ならば良かったのに、無理に花咲か爺さん入れようとするから余計におかしくなってる。そういったコンセプトだから仕方ないんだろうが…。

そしてバイオレンス映画として痛恨のスプラッター描写の緩さも問題で、顔に血飛沫がぴゅっぴゅっ‥BGMでグチャッグチャ‥で誤魔化そうとしてないとは思うが、作り物感しかない体のパーツ散らばされても哀しすぎる。ならばコメディに降るかと思えばそうでもないし、ラストに「おぉ!」と思える展開くらいは欲しかったかな?
やはりTOCANA作品という超プラス査定を踏まえてもちょっとアレな作品。


ちなみにこの“恐解釈◯◯”、本作が第一弾って事で今後も続く(予定)らしい。このスカしスタートで、この後どうなるかワクワクは止まらない(ドMでスンマセン)



冷静に考えたらオリジナルの昔話もけっこうエグい物語だと思う。愛犬殺されたら悲しみに暮れ遺灰撒くとかじゃなくてとりあえずジョン・ウィック(1作目)だろうがい!(て事は本作の方が共感できるって事やん笑)
磨