スワヒリ亭こゆう

サンクスギビングのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

サンクスギビング(2023年製作の映画)
4.0
タランティーノとロバート・ロドリゲスの『グラインドハウス』のB級映画二本立ては『デス・プルーフ』『プラネット・テラー』はどちらも面白かったんです。
で、遊びで予告も何本か作ってイーライ・ロス監督も作っていたみたいですね。悔しいんですけど、僕は観れてないんですよ🤔めちゃくちゃ観たいですね。
その予告を本当に作ったのが本作『サンクスギビング』です。
ハロウィン、クリスマスのホラー映画に対抗して【サンクスギビング】(感謝祭)でホラー映画を作るという発想は面白いです。日本で言えば【勤労感謝の日】ですからね😂

『グラインドハウス』のシリーズという企画の発端のテーマは脱線せず、あくまでもB級を見事に保持しています。死に方が全部バカっぽくて良いですね😊
ストーリー、演技、演出効果見事にテーマに沿っています。
主人公の女優さんも良いですよ。
日本で言えばみちょぱみたいな女の子ですよね。その子が演技してるのはB級をはみ出ないですね〜。
本作を簡単に言うとスプラッターホラー映画です。
アメリカでは感謝祭の次の日がブラックフライデーになるんですね。
そのブラックフライデーのセールをするスーパーマーケットで起こる惨劇が映画の発端になるんです。もうこの時点でめちゃくちゃ面白いんです。
ずっと笑ってしまうし、「こんなんで怖がるか!」って思いますよ😂
でも、それが面白いです。こういう映画をお金払って映画館で観るのが楽しいですね。

恐怖の対象(ジェイソン、フレディ、チャッキーなど)が本作ではジョン・カーヴァーというオッサンのお面を被った殺人鬼なのも間抜けですね。
舞台のマサチューセッツ州の入植者とか言ってました。感謝祭の起源が映画の舞台の地みたいですね。
ジョン・カーヴァーは正直、あんまり顔も覚えられないぐらい激弱なキャラクターです。
あんまり強くないですしね。
でも、それぐらいの戦闘力だから逃げれるか?どうか?の瀬戸際が面白いんだと思います。丁度良い塩梅です。

ネタバレをするのは勿体無いんですけど、最初から最後まで面白かった。Blu-rayじゃなくて敢えてDVDで持っておきたい作品でした。