台湾にて出会った日本人バックパッカーに恋した男。
彼女と再び会うべく18年の時を経て日本を旅する話。
旅好きの心をくすぐる内容で、せっかくのゴールデンウィークを映画鑑賞だけで終わらせるのは勿体無い！と今にも飛び出したくなる映画でした笑
過去パートはジリジリと暑そうな台湾。
現代パートは冷え冷えの寒そうな日本。
そんな構成で見せていく旅物語。
言ってしまえばベタな話だが、日本と台湾という国の異なる者同士の物語となると自然とこの2人を見守りたい気持ちが強くなり引き込まれる。
メインとなるのは男側の目線。
過去パートの初心っぷりが微笑ましく、現代パートの何か悟ったような落ち着きぶりが旅の趣深さを引き立たせる。
初めてヘアワックス使う時、大量につけてベタベタにしちゃうのはめちゃくちゃ分かる笑
最後に明かされる旅の真の意図は正直「またこのパターンかよ！」とガッカリはしてしまった。
でもそこに至るまでのドラマは見入るものがあったので鑑賞後の余韻は良かったです。
特に過去と現代が交差する祭りのシーンはすごく印象的でした。
監督過去作の「余命10年」は終盤泣かせに走り過ぎたのがすごく嫌だったが、今作はちょっと控えめになったのでそこも好印象です。
(欲を言うともっと堪えて欲しかったが…)
