永井豪の漫画だと別段露出の高いコスチュームを纏っていても全然気にならないのだけど、実写版であれだけ露出の高いコスチュームとなると、なんだか違和感があるし、戦う時それじゃ却って危ないんじゃないかとも思ってしまった。背中にあらわれる刺青というのも解せなかった。こういうのって欧米でウケるんでしょうかねえと思っていたらやはり各地で上映禁止の憂き目にあっていたようです。でもまあ監督が永井豪のファンのようで永井豪ワールドをしっかり構築できていた気がした。それにしても日本以外全部沈没と同様で、日本以外の陸地がなくなるというのはコメディかパロディの設定だよなあ。ヒマラヤやエベレストが水没して関東平野が残るって絶対あり得ないなあ。エログロは申し分ないけど隕石の光を浴びると頭から角が生えて鬼になっちゃうシーンはけっこう衝撃的だったかな。万人にお勧めすることが出来ない超B級映画で技法的にもテレビドラマぽかったけど結構面白かった。
