ヤスマサ

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのヤスマサのレビュー・感想・評価

3.5
前作「アフターライフ」の続編。
ニューヨークに戻ってきたスペングラー家が、ゴーストバスターズとして幽霊退治に活躍するホラーコメディ。

メインとなるストーリーは、真夏の世界を一瞬で凍らせるゴースト・ガラッカの封印が解かれたことで起こる騒動にゴーストバスターズが立ち向かうのだが、今回も前作同様、家族の愛と絆が描かれている。
超常現象を体験したスペングラー家は、みんなで新生ゴーストバスターズとなっているが、フィービー(マッケナ・グレイス)は、義理の父となったゲイリー(ポール・ラッド)から年齢を理由にメンバーを外れるように言い渡され、家族との距離ができてしまう。
その辺りの展開はお決まりで、ストーリーがやや安っぽい。
また本筋のゴースト退治でも、ガラッカを封印したファイアマスターの末裔なる第三者の登場に、これまでのゴーストバスターズとは少々毛色が違うように思える。
更に言うならば、ウォルター・ペック市長(ウィリアム・アザートン)は、1作目に登場した元連邦環境保安局の部長で、ゴーストバスターズとはただならぬ仲だが、正直言って、かつての彼だとは分かりにくかった。
マニアックな期待に応えるあまり、全体的に硬い作りにしてしまっていて、普通に楽しめる感じに仕上がらなかったように感じた。
良かったのは、ゴーストバスターズのオリジナルメンバーが序盤から登場して、本家筋のメンバーと新生メンバーが手を組むところ。
前作が良かっただけに、もっとくだらなくてもよかったのに…、と残念に思えた作品。
ヤスマサ

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