このレビューはネタバレを含みます
所謂「即興劇」、英語だと「エチュード」。
中国がルーツのスタイルらしいけど、なかなか楽しかった。言われないとアドリブだと分からない。役者の演技力、そしてチームワークが高くないと成立しないし、ストーリーよりもそっちが気になる。
劇団ひとりが探偵役で主人公なんだけど、あまりそんな感じはしなかった。ちゃんと台本があれば、謎解きのシーンでは主役になれたのに。そのあたりは高橋克典や八嶋智人に喰われた感じ。文字通り「役者」が違った。
舞台劇だったらもっと緊張感があったんだろうなと思う。
また、この作品はエンドロールが一番面白かった。その意味ではジャッキー・チェンの作品に通じるものがある。
最後に、この作品で剛力彩芽が「出演」扱い。しかも劇団ひとりの次に名前が出るのはどうかと思った。