「新しいもの生み出すことに挑み続けるクリエイター生態に迫るドキュメンタリー」
世界的にも最も有名なゲームクリエイターの1人である小島秀夫さん。"監督"と呼ばれる彼のゲーム作りの姿勢を2016年から密着し、2019年に発売された「デスストランディング」の製作過程を追うドキュメンタリー。
デスストは未プレイですがメタルギアソリッドは学生時代にハマりお世話になったゲームでそれを生み出した小島監督への尊敬もあります。
彼は決してすでにあるゲームや流行りのジャンルに乗るのでなく、いままでになかったものを生み出すというとてつもない難しい挑戦をしつつ結果を残してるのが凄い。さらにはただの芸術や自己満足でなくビジネスとしてちゃんと売れなくてもいけないという難しい難題を成立させてきてるからこそ世界中で尊敬を集めていることを再確認。
映画好きとして知られる小島監督。
クリエイティビティの源泉として映像内でも好きな映画によってインプットする様子を「光合成」と表現していたのが印象的。
構成は密着映像と彼へのインタビューに加え各界のクリエイター達が彼を評する内容もありその面子が豪華。ギレルモ・デルトロ、ジョージ・ミラー、押井守、塚本晋也など同じクリエイターとしてリスペクトされているのがよくわかる。
また映像自体も全体的にスタイリッシュで時折フィルムルックな映像も入ったりとクオリティが高い。
小島監督ファンはもちろん、1人のクリエイターのドキュメンタリーとしても見応えありです。