風神

ア・フュー・グッドメンの風神のネタバレレビュー・内容・結末

ア・フュー・グッドメン(1992年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

NHK BSプレミアムシネマ放送分を
録画して鑑賞。

ジャック・ニコルソンさんは
狂った人がよく似合う。

トム・クルーズとケビン・ベーコンの
お互いの立場を超えた友情の素晴らしさと
法廷での二人のスピーディーなやりとりが
気持ちいい作品でした。

上官であるデミ・ムーアさんの
現場感の無さや素人っぽさは
感じられて良かったはのだが
おそらく、トムさんに惹かれてるけど
それを見せられない感じの部分が
もう少し感じられたら良かったかも。

タイトルを直訳すると
「少数の善良な人達」。
なるほど。
内容を知らなかったので
「愛と青春の旅立ち」的なイメージを
持っていましたが
実際は自分の好きなジャンルである
完全なる法廷劇でした。

「父親たちの星条旗」に出てくる
あの像が3度も映るのは印象的。
昔は良かったって事なのか?
それとも時代が変わり、
おかしな事になってると
いうことなのか?

大佐からすれば
闘いもしない軍人モドキが
最前線の事も知らずに
何言ってもやがるって感じでしょうが
これが、いまでもいろいろ問題になる
新しい価値観に対応出来ない
老害の一つの形なのでしょう。

グアンタナモ。
「モーリタニアン」でも登場する施設。
あっちでは収容所でしたが
国外にある施設は、いろいろ問題が
あるんでしょうね。

物語の行き着く場所は予想できるし
爽快感もありました。
ラストの大佐の表情は
ハラスメントを認められない
おじいちゃん政治家と同じ顔でしたので
ちょっと、ざまぁって思いました。
それでも命令を聞いて実行しただけなのに
不名誉除隊ってのは納得いかん。
陪審員も元軍人の軍事裁判だからかなぁ。

2024-100
風神

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