長谷川真也

男はつらいよ 寅次郎紙風船の長谷川真也のレビュー・感想・評価

3.5
1981年日本公開のヒューマンコメディ、寅さんシリーズ28作目。マドンナは音無美紀子、旅先は大分県。

大分県で旅をしている寅さん。旅先で相部屋となってしまった訳あり娘の愛子に気に入られてしまって、旅についてきてしまった。愛子と共に啖呵売りをしている時に、ある女性に声をかけられる。この女性は光枝といってテキ屋仲間の常三郎の妻だということだが、話を聞くと常三郎は病気とのことだった。

結婚ということを本気で意識した作品、音無美紀子さん演じる光枝は、とても綺麗でしたが何か深い闇をなんとなく感じる人でしたね。結局、この人は寅さんのことをどう思っていたのかよくわかりませんでしたな。

若かりし頃の岸本加世子さん若過ぎる。何故か意気投合。ちょっと不思議な訳あり娘を熱演。はじめあんな警戒してたのに寅さんのこと気に入っちゃって可愛いらしいものです。そして、お兄さん役にまさかの地井武男!これは衝撃でした😂

そして最後の採用結果、昔も今もこの日本という国は、寅さんのような自由な思想の人には住みづらい国なのかもしれませんね。