公開30周年ということで4Kリバイバル上映されていたので鑑賞。
宗教的な背景とかもある感じで、深い映画だった。
そもそも女性の権利がなくて、結婚したら男性の持ち物として扱われていた時代に、しゃべることができず、かつ、子供がいるという状態でニュージーランドの田舎に再婚させられた女性から観た映画なんだなぁ。
サムニール演ずるパートナーも、地元を全くリスペクトしない典型的な白人として設定されていて、ニュージーランドの風習や慣習を無視し、金ファーストなところも感じ悪い。
ハーベイが演じる不倫相手も顔に刺青がありもしかすると母国で犯罪を犯して戻れなくなったんかなぁ。
海にピアノが落ちていく様は今までの価値観との決別のようでもあり、ピアノに鎖のように繋がれていた状態から決別できたことを意味するんだろうな。(だから言葉を発しようと努力し始めたんだと思う)
興味深い映画でした。
