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ゆるし
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目次

ゆるしの作品紹介

ゆるしのあらすじ

「光の塔」の信者である⺟・恵から厳しい宗教教育を受けてきたすずは、教えに反することをすると鞭で打たれるなど虐待を受けてきた。ある⽇、すずは学校で献⾦袋を盗まれ、お⾦を借りるために祖⺟の紀⼦に会いに⾏く。そこで虐待の事実を知った紀⼦と祖⽗の勝男は、お⾦を貸す代わりにすずを保護する。すずは、 紀⼦と勝男から愛されて暮らすことで、「世の⼈はサタンにそめられている」という教えを疑い始める。しかし教えに疑問をもてば、サタンに堕ちる。それは、すずにとって、⺟との永遠の決別を意味していた。⼀⽅で、すずは紀⼦や勝男の話を通して⼊信する前の⺟の姿を知る。優しかった⺟はなぜ変わってしまったのか。⾃由を⼿放してまで求めた「ゆるし」とは。恵の知られざる姿を知ったとき、すずの運命が狂いだす。

ゆるしの監督

ゆるしの出演者

原題
製作年
2023年
製作国
日本
上映時間
60分
ジャンル
ドラマ

『ゆるし』に投稿された感想・評価

すなみ

すなみの感想・評価

3.8
宗教二世を描いた物語。
絶望に次ぐ絶望。
アメリカン・ニューシネマも真っ青の救いのなさ。
地獄。生き地獄。
これだけの絶望を浴びる映画を観たのは久しぶりだ。
こんな世界が現代日本の、生活のすぐ隣にあるんだな…
人間の寂しさ、心の隙間につけ込んで金を搾り取る…
人を壊していく。

海のシーンが良かった。
哀しみ。
お母さんのギャップがものすごい哀しい。
なんというか、ささやかながら幸せな人生もあったかもしれないというね。

とことん救いがない物語、120%絶望にすることで、監督の訴えたいことが伝わってきた。

ただ、監督の想いが強すぎるゆえか、映画としては唐突感や不自然さを感じる部分があった。
時計を売るくだりなんかは、意味はわかるが、突然な感じがしてしまう。
こういうのは事前にお母さんがお父さんの時計を大事にしている描写があれば入り込みやすい。
おじいちゃんとおばあちゃん、ここでこの親子を帰らせる?あそこまでの事態になったのに?とか。
いじめのシーンもいささか記号的な感じは否めない。
こうした細かい違和感があるので、結局、対岸の火事というか、架空の出来事になってしまう。
尺の都合なのか行間が空きすぎてるところも。
それがちと残念。

監督の描きたいことが強すぎて、キャラクターが動かされてる感じになっており、ややわざとらしい演技になってしまっている。

脚本と演出、キャラクターを自然に世界になじませるよう、ブラッシュアップさせればもっと良い映画になると思う。
熱量は感じたし、まだ若い監督だったので、これからに期待。
3日連続観に行きました。
社会的な内容、監督もお若くデビュー作品ということで、様々な評価はあると思いますが、私にとっては、一生忘れられない作品になりました。
なぜなら、17歳の頃の自分を実写化してくれたのかと思うほど、全てが細部に渡り、リアルだったから。
平田うらら監督は、取材も3年間300人以上の宗教2世から被害を聞いて、リアルさを追求したそうです。
内容は、全くハッピーエンドじゃない。社会は、主人公が頑張っても、頑張ってもその苦しみから、誰も助けることは、出来なかった。親しい親族でさえも。
家庭という密室の中で、信仰の自由という壁の中で社会から隔離され声をあげれなく苦しんでいる人は、今も一定数存在します。
特定の誰かの話しじゃないけど、この映画は、全て現実です。

おそらく、その被害者は、何桁にもなる。

平田うらら監督は、今まで誰もが見て見ぬふりをしてきた、そこに切り込んで作品を作ってくれたんだと思います。

1人じゃなかった。生きていて良かった。この作品を観て、救われました。
観てきました。
まず俳優として、どうしても気になってしまったので、先にここだけ追求します。
他の感想でもちらほら見かける様に、確かにお芝居、演出のクオリティは低いので、映画=エンタメの中にのめり込み難いというのがあります。
とはいえ、まだまだ監督も若く、さらに言えば、おそらくテーマがテーマだけに、想像を絶するハンデ負わされて制作されてると思われるので、致し方ないのかなと思います。

映画自体は元宗教二世の身としては、膿んだ傷口にフォークを捩じ込まれる様な痛々しさで、これが毎日、そして今この瞬間にも起こっているのだと言うことが良く表現出来ていたと思います。
そして、これはまだ氷山の一角でしかないということも…。 

まだエンタメとしては、未熟な部分はありますが、今まで黙殺されてきた事実をこうして映画に出来た。
これは社会から見たら、小さい一歩かもしれないけど、我々被害にあった「宗教二世」にとっては、大きな一歩だ。

この芽を絶対狩らせてはいけない。

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