予告観て、松井監督作品がめっちゃ地元のよく知ってる所で撮られてる!と思っただけで全然ターゲット層じゃないだろうに観たのが悪いけどあまりハマらず。
あまりに漫画的リアリズムのキャラクターと割と現実的なキャラクターが同居していることと前者がメインなのに映像のトーンが後者寄り、例えるなら大人の恋愛モノ的な感じのギャップがかなり気持ち悪かった。
序盤、世界観、人物像の説明が少ないまま突き進んでいって戸惑いながらも観ているうちに、りのの健気さ・真っ直ぐさには惹かれていったし、展開にひとつツイストがかかるのも素直に良かったと思う。ただオチ=現象の説明が、だいぶ納得しがたい。
『すべての夜を思いだす』でも良かった見上愛さんは全然違う人に見えるくらい本作でも良かったし、同じキャストでも大九監督ならもっと面白い作品になったんじゃないかと思う。