素晴らしいドキュメンタリー。
あのWe are the worldが生まれた舞台裏を発起人の1人であるライオネル・リッチー自らが語る本当のストーリー。
想像以上に大きなプロジェクトを成し得た奇跡の一夜。
アメリカンミュージックアワードが終わった後スター達がスタジオに駆けつけた。
レコーディング開始前にスピーチしたのはボブ・ゲルドフ。
お祭り気分のスター達も一気にスイッチが入る。
なんと言っても蔵出しの当時の映像に心奪われる。
今は亡きマイケル・ジャクソンやティナ・ターナーをはじめ、まだひよっこ感溢れるシンディ・ローパー、ダリル・ホールにスティーブ・ペリー、ヒューイ・ルイスにブルース・スプリングスティーン、そして終始馴染めない様子のボブ・ディラン。
ボブ・ディラン、よく参加したなぁ、と思う。あの人の歌い方は独特だし、孤高の詩人て感じの人だし。
社会的な意義だろうか。
レコーディングが終わった後の笑顔、清々しかったね。
途中スティービー・ワンダーが一部歌詞をスワヒリ語に変えて歌おう、と提案した混乱の様子も楽しいw
呆れて帰ってしまった人もいたけど.しまいにはエチオピアはスワヒリ語でじゃないから分からない、とか爆笑w
ダイアナ・ロスがダリル・ホールの大ファンでサインをもらったとか、プリンスが歌うはずのパート、代わりに歌うのヒューイ・ルイスがいいのでは、と提案したのはケニー・ロギンスとか、、
小ネタも満載で、本当飽きずに興味深く、そして改めて聴くWe are the worldと言う楽曲の素晴らしさよ。
ラップやヒップホップが流行ってなかったあの時代。
まさにポップスが輝いていたのであった。