オリジナル見たことないし題材としてもあまり興味なかったんだけど、本国版の予告が結構かっこよかったのと意外に評判よかったので見てみたらなるほとこれはなかなか。
やんわりとした映像やカメラワークなんかはオリジナルを意識してか少し古風で、サスペリアといい外国人監督がイタリアでホラー撮るとこうアーティスティックになる傾向があるのはやはりジャッロの影響なんだろうか。
オリジナルとの比較はできないけど、本作はとにかく妊娠を中心とした女性の身体的決定権に関する話しで、少なくとも本作は現代的価値観でそこを掘り下げてた。
しかし先日見たImmaculateと設定被りすぎじゃない？あっちはあっちでよかったけど。
やはり米国で今中絶の自由を定めた法律が覆されたりしてるなかで描くべきトピックなんだろうか。
主演の彼女は全然見たことなかったけどハマり役というか、清楚なキャラからその危うさやそこならの崩壊まで、ポゼッションさながらのシーンとかもちゃんと演じ切っててとても良かった。
言語の都合の良さはちょこちょこイラついたけど、まぁクソ怠慢な北米の観客にはこうでもしないと見てもらえないので仕方ないね。
