RAIN

殺人鬼の存在証明のRAINのレビュー・感想・評価

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)
4.2
1991年連続殺人事件の新たな容疑者が逮捕される。
だが既に世間を騒がせた連続殺人事件の犯人は逮捕され、終身刑を言い渡されていた。
果たして過去の逮捕は誤認逮捕だったのか。
捜査の指揮をするイッサ捜査官は新たな容疑者ワリタを尋問するが…。

サイコスリラーの良作にゴールデンウィークに出会えたことに感謝。
本作は実在のシリアルキラー、アンドレイ・
チカチーロを基にしているということで鑑賞前からワクワクしていた。
過去と1991年を交互に描きながら、真相が明らかになっていく。
各登場人物も一癖も二癖もあり、引き込まれる。
疑惑の捜査官イッサ、執念の捜査官イワン、容疑者ワリタ、謎の狙撃手、模倣者、『チェスプレイヤー』…とそれぞれの物語が上手く絡み合って見応え十分。

ラストまで重苦しい雰囲気が漂う、罪と罰をテーマにした物語となっている。
伏線回収が秀逸。オススメしたいどんでん返し作品。
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