にっきい

殺人鬼の存在証明のにっきいのレビュー・感想・評価

殺人鬼の存在証明(2021年製作の映画)
3.5
眉毛が細過ぎる精神科医のおばさま。

1978年〜88年の間に36人を殺害した話し。
いつもほぼ前情報入れずにジャンルだけで観る映画決めてるので、クロックワークスの配給で韓国っぽいタイトルなので韓国映画だと思ってました。
実際はロシア映画。
ウクライナとの戦争状態になってから日本で公開される事がほぼ無くなってたから珍しい。

1988年に連続殺人鬼を逮捕して昇進もしていた主人公だが、91年にそっくりな手口の犯罪から逃げ延びた女性が現れる。
逮捕はしたけど有罪にしたのは裁判所、と自分は間違っていないとほざく主人公だったが、新たな捜査で分かる真実は…、って話し。

今作はソ連史上最悪と呼ばれた52人を殺害した殺人鬼をモデルにした創作だそう。
実際の捜査でも当時は珍しかったプロファイリングを使ってるらしい。
前半は性倒錯した犯人像、精神科医によるプロファイリング、主人公が以前逮捕したサイコパスに助言を求めるetc.、まんま『羊たちの沈黙』な展開で、二番煎じ感が凄かったんですが、物語が進むにつれて予想もしなかったような真実に辿り着く。
時系列を行ったり来たりして描かれているので、最初はバラバラだった出来事が徐々に繋がっていく。
急に出てこなくてなった登場人物が全部伏線だったりとかなり面白い展開。
事件を解く手掛かりは、88年から91年までの殺人事件が起きなかった3年間。
二重三重に真実が隠されている面白い映画でした。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年5月4日
鑑賞回:17:40〜20:10
劇場名:T・ジョイ京都
座席情報:シアター2 J-21
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:138分
備考:割引
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