ホイッスル

ティメー・クンデンを探してのホイッスルのレビュー・感想・評価

3.7
ペマツェテン監督特別追悼特集にて。

何気ないシーンの、いい感じに力が抜けている雰囲気がとても好きでした。
題材となっているチベット歌劇『ティメー・クンデン王子の物語』を全く知らない状態だったので、置いて行かれた瞬間も何度かありましたが、最後に辿り着いた結末は結構好みでした。

【作品紹介(HTC有楽町公式HPより)】
一台の車がチベット高原をひた走っていく。車に乗っているのは映画監督、カメラマン、ドライバー、そして皆から社長と呼ばれる男。一行は、チベット歌劇『ティメー・クンデン王子の物語』をモチーフにした次回作の役者探しの旅の途上にあった。社長の案内のもと、村々や寺を回る一行の目の前で、歌劇『ティメー・クンデン』の名場面の数々が、それに関わる人々のエピソードが披露されていく。
長いドライブのさなか、旅のつれづれにと社長が自らの初恋物語を語り始める。それにじっと聞き入る一人の娘がいた。長年ともに『ティメー・クンデン』の舞台の主役を務めてきたにもかかわらず、去っていった恋人に会うために監督一行の車に乗り込んできたのだ。はたして彼女の恋の行方は? また監督は自らが思い描く主役にめぐりあうことができるのか?
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