ヤベヒロシ

大学の若大将のヤベヒロシのレビュー・感想・評価

大学の若大将(1961年製作の映画)
4.1
加山雄三、若大将シリーズ。in TOHO新宿。

正直、めちゃくちゃに面白かった。
今まで千本くらい観てきた映画の中でもなかったジャンルというか、本当にカルチャーショック、こんな面白い映画あったんかと。

今から60年前というと、もはや古典にも聞こえるが、面白いものは時代を飛び越えるというか、クオリティ、満足度でいうならば今の映画とひけをとらないし、むしろ時代ブーストもかかって、尚のこと良いと思った。

いい意味でおおらかすぎるというか、人を車で轢いてもスピード違反しても取り締まりゆるゆるだし、鉄板がないからといって、下水溝のマンホールのふたで焼肉やりだすようなぶっとんだ内容の感性もあって、今の時代ならあり得ない描写も多彩で、この辺が本当に面白かった。今の感性でみるから余計に面白いというか。劇場内でも、かなり笑ってしまった。

今の時代、当時のような加山雄三のような異様なスター性を持った人間がいないので、こういう映画はもう二度と出て来ないだろう。

他の若大将シリーズもみてみようと強く思った。
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