映画を愛する映画。
この世に未練を残した死者たちを描く。
藤井道人監督作ということで楽しみだった映画です。
泣きました。各エピソードが本当に泣ける。坂口健太郎とそのお父さんの話、横浜流星の話、そしてラスト。特にラストは最高でした。
未練を残す死者が廃遊園地に集まり、共に助け合う。あまりにファンタジーな設定だけど、実際に死後こんな温かい世界があったらうれしいなぁ。
この作品では藤井作品に出演したことのある役者が多く出ているのも特徴。特にラストに出てくるあの俳優にはビックリしました。音楽は『余命10年』を手がけたRADWIMPSの野田洋二郎。彼が音楽を手がけた作品は新海作品、『余命10年』とどれも最高ですが、今作も素晴らしかったです。
見ていて映画が好きで良かったなぁと思える映画です。藤井監督の作品はこれからも追っていきたいと思います。