【第19回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門出品】
タイのパティパン・ブンタリク監督の長編デビュー作。釜山国際映画祭では二冠に輝いた。
素晴らしい。今年のコンペ暫定一位。アーティストのフォンと展示場で働くシャティ、二人の女性が詩情豊かに描かれている。
本当に画面が豊か。浜辺や山など自然を映した撮影、繊細に紡がれた音楽や音、丁寧に積み上げられた脚本、すべてのレベルが高い。長編デビュー作というのが信じられないほど完成度が高い。
自然に惹かれ合っていく二人がみていて心地いい。アートに絡めた脚本も見事としか言いようがない。もう配給が決まっている作品というのは納得。Foggyさんお目が高い。