takanoひねもすのたり

ラバー、ストーカー、キラーのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

3.0
2012年、出会い系サイトを通して知り合った女性から数年間に渡ってストーキング被害に遭った男性のドキュメンタリー。
 
2012年ストーカー初期段階になり、男性側からの訴えは比較的すんなり受理されて彼女の捜索に乗り出してたけれど、SNSの複垢、メールアドレスがらIP割り出すって警察やんなかったのが謎。けっこう脅迫の文句あったし。

そのうちある事件がおきて男性は他州へ引っ越して一旦落ち着いたものの、今度は彼らの元妻と子供達もストーカーの矛先になってゆく。

捜索の中盤辺りで登場してくる刑事3人が、すごい頑張った。
死体がないケースで有罪判決が出るのってはかなりの証拠を固めるなりしないと大変だと思うもの。合理的疑いってやつ。

で、当の被害者なんだが、自動車整備士の30代の男性、この人、ストーカー被害に心底腹が立っていた模様だしそれに疲労してた様子なんだけど、肩の荷が降りたのか、すっかり"過去"の出来事になっちゃってて、まあ今現在でも出会い系でお付き合い始めちゃいそう。

ドキュメンタリーの後半は、ある人物の名誉を回復させることに注力してた。

事件は……張ってても見つけられなかったって前半で刑事が言ってた辺りで実はストーカーは〇〇なんじゃないかなあ、あと目撃情報も無いつーことから既に〇されてんじゃないのかなあって思ってたら案の定🙏

犯人側の心理状態などは一切触れられないので、一種の心の病気なんだろうなと思う。
仮釈放なし終身刑だから、かなり確実な証拠固めしたんだなあと思う。かの3人働き凄い。