実際の映像と写真を挟みながら映画は進んでゆく。
アインシュタインが日本へ来た時の映像もあり、当時の暮らしなどが観れるものとても貴重だ。
アインシュタインが日本人記者に原爆関与を問われるシーンがあり否定はしたが、ルーズベルト大統領に実験を急ぐよう進言したのは事実であり、一生心に残ることだった。
アインシュタインはずっと少年の純粋な心で世界の不思議を解き明かしたかっただけだ。科学が悪魔になってしまうのは人間の邪な心であり、幸福の鍵にもなりうるはずだ。
映画の中で相対性理論について記者が「あなたの理論を道行く男性や女性にどう説明しますか?」と言われアインシュタインは「美女と公園で座っていると1時間が1分に感じるが、熱い暖房に座ると1分が1時間に感じる。それが相対性理論」と。とてもわかりやすい説明だと思った。