離婚した父親と母親に共同監護されることになった兄弟の話。
傷つけることに無頓着なくせに、傷つくよ、って言う父親のセリフがとても苛立たしい。
子供が離れていこうとするのを罪悪感で繋ぎ止めようとすることの酷さに気づかない親は、きっと現実にたくさんいるんだろうな。
子どもはいつか、付けられた傷の深さに気づく。もう手遅れで、元には戻らない。
自分の良くない発言や行動になんの気づきも反省もなく、それでもカッコつけようとする父親、どこにでもいそうで、とってもリアル。
母親も、何でもかんでも話してしまう感じ、現実に居そう。
感情的になって、暴力を振るう。
子どもが人間不信になるかもってことにやっぱり気付けない。
離婚してなくてもきっと同じ状況の家庭はたくさんあって、家族って本当、難しい。。
親になることの責任を深く感じる作品でした。