ぽかぽか

イカとクジラのぽかぽかのレビュー・感想・評価

イカとクジラ(2005年製作の映画)
5.0
80分!で、このラスト、完璧すぎる。リンクレイターとかよりももっと速いスピードで家族がバラバラになったままウネウネしていく。卑屈な感じもあって中原昌也が絶賛してたのめちゃ分かる。問題の解決、とかそんな次元じゃなく憂鬱や上手くいかないことは恒常的にあって、それでも本は読むし映画は観るし、嫌いな奴ともコミュケーションは交わされていって人生は続いていく。変化はしていくんだけど改善というよりもとりあえず前に進んでる感じ。それが良いのか悪いのかは置いといて僕らは動き続ける。結婚して子供産んだからって親の人生は終わりじゃないしいくつになっても恋はできる。寂しさは子供の特権じゃない。細田守ぜったいこれ観てるしぜったい影響受けてる。猫と父親が倒れるシーンの劇的さ半端ない。あんな状態でもまだゴダールの話してるよ…の愛おしさ。
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