●偉大なノーラン出世作
映画館でみれたのは嬉しい!
サブスクじゃ見れない伝説のやつ
▶感想
他人を追いかけてたら
低予算ながら、ノーラン監督が初めてメガホンをとった作品。サブスクでは見れなくて、初鑑賞。
この頃はノーランはまだ20代。話題の『オッペンハイマー』にも観られる時系列操作のように作家性が確立されているのがすごい。
そして、肝心の内容も70分に詰まっており、複数の時系列が1つの線になる瞬間は、昨今のノーラン映画特有のカタルシスだった。
知らない人を追いかける趣味の男がいる、という冒頭から、ひょんな出会いから底なし沼へ引き込まれていく。
特に展開が二転三転し、最後まで結末が分からないのが面白かった。90分ぐらいの尺でも全然見れると思う。
独特な奇妙な音楽も相まって、緊張感が張り詰める、ノーランらしい作品だった。