このレビューはネタバレを含みます
同じアパートに住む同級生のフランコとミレッラ。古い価値観の両親の元、厳格に育てられるミレッラ。二人は進歩的な女教師の発案で初めて行われた男女共演の芝居で惹かれ合う。林間学校で頭の硬いクソババアの校長に抵抗して追放された女教師を追いかけ嵐に会って古い教会で雨宿り、疲れ切って眠ってしまったところを捜索隊に発見される。「堕落した女の子がたぶらかした」と校長は決めつけ、一家の恥だと罵る。父親が迎えに来ると聞いた彼女は朦朧としながら一気に湖へ走り身を投じる。今では信じられない行き過ぎた保守的な考え方、その権化である女校長、子供同士の残酷さ、なかなか面白かった。