ドルフィンキック

ランディーズのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

ランディーズ(2009年製作の映画)
3.9
レンタルDVDにて、観賞しました。
そのあと、中古DVDを購入しました。
映画「20世紀少年~」の小泉響子役が素晴らしかった、木南晴夏さん目当てで、見ました。
ゴリゴリのヤンキー映画は、正直、得意のジャンルではありませんが、本作は、シリアスなストーリー展開の中に、良い箸休めとなるような、笑いやユーモアが随所に散りばめられていたので、ヤンキー映画が苦手な人でも、気楽な気分で、楽しめると思います♪
中でも、オネエ役を好演された、田中要次さんがツボでした(笑)。
それから、以前、何かの記事で読んだことがあるのですが、最近の若い俳優さんは、童顔で、体の線が細い人が多いので、「ビー・バップ・ハイスクール」などの昔のヤンキー映画に出演された俳優さん達に比べて、「迫力」や「凄味」がない。なので、今時、ヤンキー映画は、難しい。みたいなことが書かれていました。確かに、昔のヤンキー映画に出演された俳優さんって、顔の骨格や顔のパーツ、体つきも、ゴツクて、大人っぽい印象がありますね。
ですが、本作に出演された俳優の皆さんは、イケメンの伊崎央登さんと浅利洋介さんは、童顔で少年っぽかったですけれど、主役の河村陽介さんを含めた、他のキャストの皆さんは、結構大人っぽい顔立ちや見た目をされていたと思います。
なので、ケンカのシーンは、中々迫力がありました。更に、アクション面を強化するためなのか、K-1ファイターの澤屋敷純一さんも、出演されているのですが、重たい打撃技を炸裂されていましたね。
やっぱり、本物の格闘家の打撃技は凄まじいですね。
物語面に関しては、男同士の友情が描かれているので、ヤンキー映画としてだけではなくて、青春映画としても、楽しめて、尚且つ、結構、ハートフルな所もあるので、ホロリと来ます。ケンカと友情を描いたシンプルな作品ながら、ドラマ部分も、笑いあり、涙ありで、しっかりとしていて、熱い作品なので、結構気に入っています♪