能戸淳

太平洋奇跡の作戦 キスカの能戸淳のレビュー・感想・評価

太平洋奇跡の作戦 キスカ(1965年製作の映画)
5.0
第二次世界大戦中の1943年、玉砕覚悟のアリューシャン列島のキスカ島、その守備隊を救出する有名な撤退作戦を描いた映画だ。

一番心を打たれたのは、史実の木村中将(映画では別の名前になっている)を演じるのは三船敏郎は、一旦艦隊をキスカ島に向かわせるが、「帰ればまた来ることができる」という言葉とともに引き返す。
これは現代の仕事にも通じる尊敬すべき言動だと思う。

また、史実の河瀬中将が駆逐艦5隻を調達する際のブラフは史実にあったか分からないが、粋なはからい。

素晴らしい作品だった。
能戸淳

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