薬師丸ひろ子がどれだけ時代の寵児であったかうかがい知れる映画◎
ただ、主演女優ありきでやると、他の所に大きな歪みが出るはずですが、それぞれの役や俳優さんたちの持ち味を出来る範囲で活かせてて、ベースの八犬伝も気にしつつ、アクションつゆだく、スペクタクル大盛りに仕上がっておりまして、時代の事情も差し引きすると、文句のつけようがないと思います。
個人的には、映画そのものと同じくらい、作品の着想~興行までの舞台裏にトキメキましたね。
最初から最後まで紆余曲折、あちらこちらで喧々諤々だったそうで、、角川春樹も深作欣二も、それはそれはタフな人だったんでしょう。