アー君

喝采の陰でのアー君のレビュー・感想・評価

喝采の陰で(1982年製作の映画)
3.0
この時期のパチーノはスランプだったのか演技は申し分ないのだが、どこか空回りしている印象。しかしマフィアのボスや刑事役のステレオタイプな役柄しか印象がなかったので、劇作家役でアットホームな父親を見れたので個人的に楽しめた。

内容はロマンコメディタッチであったが、ストーリーにはあまり起伏がなく、他のユーザーからのご指摘もあったが「クレイマー、クレイマー」の亜流版とも言えないでもないだろう。(この時期はダスティン・ホフマンに似ていると批評筋からの声もあった。)

この作品は映画よりもテレビドラマにして1クールとまではいかずとも、6話完結ぐらいにして子供たちのキャラクター描写を際立つような脚本にして、父親との関係にもう少しウェイトを置けばヒットをしたのではないだろうか。

最初にも述べたが「ゴッドファーザー」の代表作でアル・パチーノを知って他の主演作を見てみたいのであれば、このような隠れた迷?作もございます。

余談になるがグローリアを演じたチューズデイ・ウェルドは角度によってシャーリーズ・セロンに似ていた。

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