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ダイ・ハード2のtoriten45のレビュー・感想・評価

ダイ・ハード2(1990年製作の映画)
3.1
クリスマス・イブと言えば『ダイ・ハード』。80年代から始まったこのシリーズは、知らない人にとっては意外に思えるかもですがクリスマス映画なのです。

たまたま居合わせしまった危機を救うために閉じられた環境で孤軍奮闘する。前作は“高層ビル”でド派手なドンパチをやらかした刑事ジョン・マクレーンの今回の戦場は“国際空港”。オフなのに「何でこんな目に会うんだ」と文句タラタラ吐き散らしながら、管制塔や滑走路などの空港施設内を駆け回る。前作を上回るスケールと迫力で、最後まで一気に観てしまう娯楽大作に仕上がっていました。

「クリスマスなのになんて日だ!」ってのがお約束の“世界でもっともついていない男” が何度も死ぬ危機に直面しながらしぶとく乗り越える痛快な勧善懲悪ムービー。善なる人はハッピーなラストを迎えることができ、悪なる人とむかつく人は相応な天誅が下されていくので、素敵な爽快感が味わえるのがこの映画。

ラストを迎え、クリスマスの隠れた定番曲『レット・イット・スノー』が流れたら物語はおしまい。あー楽しかったって気持ちで映画館を後にする、そんなシリーズ。なのでこの曲を耳にすると「そうだダイハード、観よう」って気分になるのです。

それ以外に思ったことをつらつらと。↓

☆ 護送されてる麻薬王はマカロニ・ウェスタンのスター俳優のフランコ・ネロだ。

☆ ブルース・ウィルスの髪ふさふさ。

☆ 伏線の回収が鮮やかだった1作目。今回はアクションに徹した感じ。

☆ 『ターミネーター2』('91)のT1000 (ロバート・パトリック)が“その他大勢”で登場してた。同じくジョン・レグイザモも初々しい。

☆ 原題サブタイトルが“Die Harder”。なら次は“Die Hardest”かなと思ったら違った。

☆ 空港内で歩きタバコしてるのが時代を感じる。
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