ローズまりぃ

シックス・センスのローズまりぃのネタバレレビュー・内容・結末

シックス・センス(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

687
2024 21
アマプラ限定11
ずっっっと観たかった作品!!!もうほんっとに観たかったからお試しで無料でこの作品が観られて幸せすぎる。ストーリーも最高に面白かったし騙されたしコール役の子役の演技が凄く上手であの感じがピッタリでそこもお気に入り。事実を知った上でもう一度観たくなる。



マルコム・クロウは、長年小児精神科医として働いている中年男性です。今迄数多くの心を閉ざした子供達と関わり、そしてその心の氷を溶かしてきました。妻との仲も良く、子供はいないながらも2人は穏やかに生活していました。しかしある日、その平穏が突如打ち破られます。とある夜、かつてのマルコムの患者であった少年、ヴィンセントが家に不法侵入してきたのです。

ヴィンセントは錯乱状態にあり、マルコムが「かつての自分を救ってくれなかった」とまくし立てます。そしてマルコムに対し逆恨みをしたヴィンセントは、挙げ句の果てに、持ち込んだ拳銃でマルコム向けて発砲しヴィンセントは自殺。

その事件から一年の時が流れました。あれ以降穏和だった夫婦仲もすっかり冷め、妻はマルコムがいくら話しかけても一切答えず、無視を貫くようになりました。どうにかして元の2人に戻れないものか、と頭を悩ますマルコムでしたが、マルコムはある日、心に闇を抱えた少年、コールと出会います。


コールが心に闇を抱えている背景には、彼の持つ特殊な力がありました。コールはこの世に居ない筈の存在、つまり死者の霊を見ることが出来たのです。過去に友人に異常者扱いを受けた事をトラウマに、母親にも周りの人間にも打ち明けることが出来ず、コールは自分の殻に閉じこもっていったのでした。

小児精神科医であるマルコムは、そんなコールの心を開こうと近づいていきますが、コールはマルコムを怖がりひたすら彼から逃げ続けます。しかしマルコムは決して諦めず、2人の距離は徐々に縮まっていきました。コールは普段、あちらから干渉され何か害を及ぼされる事を避けるべく、極力見える幽霊を避けるようにしていました。

しかし、コールとマルコムの仲が縮まったある日のこと、コールは1人の気になる幽霊と出会いました。彼女は吐瀉物にまみれていて、何かコールに伝えようとしているように見えました。コールはマルコムにその事を相談し、彼女がコールに何を伝えたかったのかを突き止めるべく、少女の葬式を訪ねるのでした。


そして葬儀が執り行われている場で、2人は再びその少女の霊と対面しました。勿論幽霊はコールにしか見えませんが、コールがマルコムに彼女が現れた事を伝えます。彼女はコールに、大事そうに抱えていた一つの箱を手渡しました。マルコムとコールがその箱を開けると、中にはビデオテープがしまわれていました。

そのテープの中身を再生した2人は、とんでもない映像を目にします。それは少女が隠しカメラで撮影した映像でした。その映像には、少女の母親が少女の食事に大量の洗剤を入れている様子が映されていました。つまり少女は病死ではなく、自らの母親に殺されたのでした。そして母親の次のターゲットは、少女の妹でした。少女は妹を助けるべくコール達の前に現れたのです。

コールは少女の父親にそのビデオを手渡し、そして母親は逮捕されました。自らの願いが叶ったことで、少女は安堵し成仏していきました。この霊との関わりを経て、コールの心境にある変化が訪れました。自分の能力について、母親に打ちあけようと決心をしたのです。


コールの特殊能力について当初信じようとしない母親でしたが、しかし既に故人である母親の祖母に聞いた、母親と祖母だけの思い出をコールが知っていた事で母親もその能力を信じ、そしてありのままのコールを受容しました。

一方、コールは「奥さんが眠ってる間に話しかけてみて」とマルコムに一つの助言をします。帰宅したマルコムはコールの言う通り、眠っている妻に向かって話しかけます。すると妻は眠りながら、「どうして私を置いていったの…」という言葉を漏らしました。何のことかわからないマルコムでしたが、妻の手から転がり落ちた、自分がつけている筈の結婚指輪を見てハッとします。

あの晩、ヴィンセントが家に押し入ってきたあの時、既にマルコムは命を落としていたのでした。遺していく妻と、そして自分が救えなかったヴィンセントに対しての想いがあったマルコムは幽霊としてこの地に留まっていました。自分が死んだ事を理解し、そしてヴィンセントではありませんがコールという同じく心を閉ざした少年を助けることが出来たマルコムは、自分の死に納得し成仏していくのでした。
ローズまりぃ

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