ShinMakita

獣たちの熱い眠りのShinMakitaのレビュー・感想・評価

獣たちの熱い眠り(1981年製作の映画)
1.6
プロテニスプレーヤーの三村浩司は、爽やかイメージのスター選手。CMキャラにも起用される人気者だ。ある日、長崎で飲んだ夜に前後不覚となって外人モデルとベッドイン。そして横浜の自宅に戻ってみると、岸井という怪しげな男の訪問を受ける。彼は長崎での一夜を盗撮した写真を持参していた。ネガが欲しければ3000万を支払えという岸井にキレた三村は、痛めつけた挙句100万の小切手を叩きつけてやった。後日、週刊誌が写真を掲載し、三村をレイプ魔と糾弾してきた。人気が凋落した三村は、再び長崎に飛んでモデルの住んでいた部屋を見つけるが、既に解約された後だった。部屋を契約したのが長崎でスポーツクラブを経営している親友・中田だと掴んだ三村。だが中田も駒にすぎなかった。何か大きな力が俺を破滅させようとしている…そう気づいた三村だったが、さらなる窮地に立たされてしまう。今度は妹・真紀が攫われ、その上殺人の濡れ衣まで着せられて…



「獣たちの熱い眠り」

冒頭のクラブのスローモーション、マイアミバイス1話を彷彿とさせるボートVSトランザムのチェイス、そして悪党たちの事務所とナイトシーンで顕著な仙元ブルー…見どころが多い、角刈り友和が主演した村川透のハードボイルド。



友和さんも頑張ってはいるが、意外な伏兵が真紀役の女優さん。演技が上手いわけじゃないけど、レイプシーンの表情が凄すぎてゾッとしました。慇懃な石橋蓮司、成田三樹夫、風吹ジュン、鹿内孝、みんなはまり役で納得の一本。トビー門口もチラリと登場。後半の暴走友和は、もはや西部警察PART2にしか見えなかったのが少々残念でしたが^_^
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