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命果てる日までのseapony3000のレビュー・感想・評価

命果てる日まで(1966年製作の映画)
5.0
良かれと思って世話焼き系の従姉妹お志麻、ギャラリーオーナーのサバサバ系倍賞千恵子、スタイル良すぎてひとり異星人みたいなアパレル系桑野みゆき、まるで似てないけどやたらと気の利く系妹は尾崎奈々、ルームメイト系は真山知子、そしてみさしてもろてます出ました京女・生田悦子。心が離れているのを知りながら感情むき出して詰め寄る逆効果な恋人香山美子。女性たちに囲まれながら優柔不断に深刻ぶる山口崇は、軸なさすぎて完璧な松竹系男子。子どもに金の無心ならプロの鎌足、あの8万円でほんとに田舎に仕事しにいくのかがいちばん気掛かり。そういえば加藤嘉の差し出す金額も8万円だった。別荘行っても山岡久乃やら高橋とよやらキツい大人しかいなくてお嬢様の生田悦子も大変。別荘まで追いかけてきた香山美子連れてボート乗るの不穏すぎるけど松本清張じゃないのでそこはスルー、その代わりに霧の中で錠剤。絵に描いたようなサッドな松竹メロドラマ。ほんと好き。
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