世間はワールドカップ⚽️とやらで盛り上がっておるので、天邪鬼の開明獣は、野球⚾️のお話しをしちゃる👿
本作は、本場アメリカの野球、メジャー・リーグで低迷していたオークランド・アスレチックという球団を、ビリー・ビーンというジェネラル・マネージャー(GMという)が、統計学的手法を用いて建て直したノンフィクションの原作がベストセラーになり、それを映画化したものだがね🧐
その統計学的手法はセイバー・メトリクスといって、要は金のない球団が勝つにはデータ駆使して安い選手でも勝てるようにするしかないっちゃ、という発想からきておるものなのです。合理的思考を重んずるプラグマティズムの発達しているアメリカならではの発想でんがな🍢
でも、セイバー・メトリクスは、ロケットサイエンス(真似できないような画期的で革新的なものの例え)ではなくて、誰でも真似できる手法だったので、お金のあるチームが模倣しだすと、もうお手上げという状態になったのと、地元のスターを大事にしなくなる(給料あがると、すぐにトレードで放出する)夢のない戦略になりがちなので、批判的な意見も多いようです。
また、事実としては、アスレチックスは、結局、ビリー・ビーンのGM時代には、ワールドシリーズは愚か、リーグ優勝すら出来ませんでした。それまでワールドシリーズを9回、リーグ優勝を15回も果たしたのにも関わらず・・・。即ち、真の結果には結び付かなかったのです。この数字見れば一目瞭然ですよね🥺
ビーンの合理的な手法は新たな風をメジャーリーグにもたらしましたが、やはりプロスポーツは勝たないと駄目なんですよ😔
本作では、マイブローのブラピがとてもいいお芝居で盛り立てていますが、映画とは実は真逆の事実を知っていると冷めてしまいます🥶
しょんみり😔