このレビューはネタバレを含みます
ベラルゴシがダンディ過ぎて悪というかカリスマ。けど御者が途中で消えていたり、難破船でニッコリ笑ってるレンフィールドなどホラー要素もちゃんとある。
とにかく雰囲気作りがすごい。いかに不気味で静かでスマートかをすごい研究したんだなって感じがする。蜘蛛の巣だらけの汚い古城に綺麗で整った伯爵が出てくるシーンは凄いよかった。悪だと知っていながらも、ファンができるのは納得できる。
30年代の映画だから映像技術がまだまだ発展していないから、ドラキュラは作中で一回も噛んで襲ってない。けどそれを伝えるためにミナの語りだったり、見せ方が工夫されてる。
ただ最後のサラッとし過ぎな感じも否めない!!ドラキュラとタイトルにあるも、ラストシーンでは見せない。シリーズ化したかったのか、人気を博すとして殺す描写はないのか、わからない!!