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唐山大地震のNのレビュー・感想・評価

唐山大地震(2010年製作の映画)
3.7


「帰国する」と言ったドンが凄く強くて綺麗。
お墓でうずくまって泣くシーンもジーンと来た。
何よりチャン・ジンチューがお美しい
ダーの奥様役、ワン・ツィウェンもお綺麗

構成は長ったらしくなくてとても良かった!
2時間15分に32年を詰めん混んでるけど、時間の使い方が上手いから観やすい!

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1976年7月28日3時42分、中国唐山市で発生したマグニチュード7.5の直下型地震

被災した4人家族の32年の物語

下記ネタバレ有ーーーーーー

真夏の蒸し暑い日
午前3時42分地震発生。
双子の子供たちは就寝中だった。
自宅から少し離れた所にいた両親は地震発生後、直ちに子供たちのいる自宅に戻った。しかし地震で自宅は崩壊。
子供たちを助けに父親が建物に入った直後の崩壊だった。

夫の死が分かり、途方に暮れている中、市民により子供たちが発見された。
幸いどちらも生存はしていた。しかし建物の下敷きになっており、どちらかしか助けられないと母親は選択を迫られる。
2人共を助けてほしいと救いを求めたが、その間に子供たちの声も途絶え。
母親は必死の覚悟で息子を選択した。

母親の「弟の方を助けて」を聞いた双子の姉ドンは建物の下敷きのままそっと意識を失った。

弟は助けられて片腕を失ったものの、母親の元ですくすくと育ち、母親想いの頼もしい大人となる。
一方の姉ドンは死体の中。遺体の父親の隣で息を取り戻し軍人に拾われその後、里子となった。
夫と娘は死んだと思っている母親は自分を責め、唐山市から離れず、息子を育て上げた。

32年間母を恨み、便りや探すことも出来ずにいたドン。
そんなある日、2008年四川大地震発生。
カナダで暮らしていたが、現地のニュースに居ても立ってもいられずボランティアに向かう。
そこで弟と再会。
32年の時を経て、母と娘は再会を果たすが...
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