鍋レモン

ミスター・ノーボディの鍋レモンのレビュー・感想・評価

ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)
3.7
⚪概要とあらすじ
生ける伝説のガンマンにH・フォンダ、不思議な風来坊にT・ヒルを配し、脳天気な音楽にのってほのぼのと展開するコメディ。

伝説の老ガンマンの前に現われた風来坊。その男はいつの日か、無敵と謳われたガンマンを自分の手で倒したい、と語りながらも、老ガンマンとの対決を何故か避けようとする。果たして、彼の真意は...。

⚪感想
「誰もいない(ノーボディ)」

ジャック・ボーレガードとジャック・ボーレガードの過激派ファンに見えるノーボディの話。

想像以上に面白く、西部劇であまり好きな作品がない私としてはかなり内容も映像も良かった作品。
あんまり古さを感じないのは西部劇だからかな?

冒頭シーンからこんなにハラハラドキドキゾワゾワするのは久しぶりだった。
髭剃りのシーン凄く好き。
映画は合ってるか分からないけど『アンタッチャブル』でロバート・デ・ニーロもそういうシーンがあったような。

最初ノーボディだと思っていた人がボーレガードでびっくり。

ノーボディもボーレガード共に早撃ちが半端ない。
グラスを後ろに投げて地面に着く前に撃つ下りのシーンが良い。後半コメディー要素強すぎたけど。

この作品で特に良かったのはノーボディのコミカルさとユーモアと魅力に溢れた人柄の描写。
サーカスのようなところで威張っている人たちに恥をかかせ、コテンパンにしているところが最高。殴るとクルクル回る人形を使った戦うシーンが良かった。食べ物の奪い方や取り方も斬新。

かなり練られた脚本で最後はおおっ!!と驚かされ、いい作り方だなと。

西部劇ならこの作品が『荒野の七人』が好き。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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