先日、和久井映見目当てで見たドラマ「華岡青洲の妻」で和久井もよかったが田中好子の凄さに圧倒され、彼女の出ている作品を手に取ってみた。
阪神大震災のときの物語。
当時自分は隣県にいた。辛いシーンもあったなあ。
この作品は、実話である還暦プロゴルファー古市忠夫のエピソードを描く。知れてよかった。
政府とのやりとり、自治会の賛否等、そっち方面を深掘りもできただろうが、触れる程度。
演出としてはベタである。
ただまあ、出演者たちの心意気を感じられて前向きに（適切な表現ではないが）観ることができた。
尾野真知子が娘役だったり、光石研ら重要キャストの他、トヨエツ、仲村トオルとか本作の意義を感じたのか、贅沢キャメオ出演のオンパレードだった。
主人公は赤井英和。
この人、決して演技は上手くないのだとは思うのだが、素直さが独特の存在になり、本作も自分は彼が主演でよかったと何度も救われた。
田中好子の良妻賢母（辛口だけど😊）は流石である！
決して傑作とは言えないが、制作する意義を感じた。
観てよかった。
