MK

東京無印女子物語のMKのレビュー・感想・評価

東京無印女子物語(2012年製作の映画)
2.5
可愛らしくて好きだったけど、端的には健康飲料、健康食品、サプリ系の女性が単独で出てるCMのエピソードかき集めたような映画。
…ビルの屋上で何故か裸足のショートカット美少女が、拝啓、大都会、東京の隅っこで今日も女の子やってまーす!って叫んじゃいそうな感じ…よくわからないけど。

憧れと現実、夢と現実、理想と現実。
このいかんとも一致しない自分の中の葛藤にもがいている三人の女性と、その周りで起きる小さな出来事の重なり具合はとっても可愛らしい。

東京まで1時間前後の郊外で育った自分としては、ここまで東京に憧れも違和感もないけれど、繊細な女性たちが東京に翻弄されながら、自分だけの居場所を見つけたり気づいたりして、朝を迎えるまでの物語はほっこりしてて好きな感じだった。

トト姉ちゃんに出てる趣里ちゃん、谷村美月ちゃん、柳めぐみちゃん。
三人ともそれぞれに個性と魅力があって、まさに無印にいるようなフラットな映画を飽きることなく観させてくれた。
MK

MK