カオチ

ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォーのカオチのレビュー・感想・評価

3.5
ジャンピエールレオは2人の間に挟まれてたっていうナレーションがあるけど
ほんとその通りで
ハリーポッターでいうダニエルラドクリフ位アントワーヌドワネルのイメージ強かったと思うし
今コントラクトキラーを観ていて
抜け出せて良かったなって思ってる

今日今年4度目の大人は判ってくれないを劇場で観て、
改めてあのストーリーがほぼトリュフォーの過ごした世界であり、トリュフォーから見た大人達、両親だったんだな
そしてアントワーヌドワネルとそれを演じたジャンピエールレオがもうほぼ役でなく本人に見えてしまう所
ラストのアドリブは圧巻だし
初めての主演であの終始落ち着き様
涙を流すシーンは外が寒すぎたから何度も取り直してるうちに冷えて涙が出たって言ってたけど真相はどうなんだろ

勝手にしやがれはほんとの事件を基にしていて、新聞の切り抜きを集めていたトリュフォーにゴダールが脚本の依頼をした際に、そういえばあの話映画化したかったんだよなって事で出来た映画と知ってなんか胸が熱くなった
主人公もミシェルだし
ほんとにその事件そのままヌーヴェルヴァーグの代表作になるんだから

バターの小話も面白かった

トリュフォー
最近沢山作品を観ていて
知識もだけどどこの大学を出ているかとかではなくて探究心と発想力で天才は生まれるんだなって

ゴダールとの決別は辛いし
その後も最期まで会わなかったそうですが
天国で再会してくれてるといいな
カオチ

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