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ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォーのいのレビュー・感想・評価

4.0
ヌーヴェルヴァーグの旗印となったゴダールとトリュフォーの関係を時代に即しながら描いていくドキュメンタリー。アンドレ・バザン「カイエ」出身の批評家である二人は、伝統を破壊し映画界に新たな技術革新をもたらした。「大人は判ってくれない」や「勝手にしやがれ」はその革新性から大ヒットを迎える。しかし、ドゴール政権に反発し蜂起、五月革命の先駆けとなるが、その政治的なのめり込み方の違いからゴダールとトリュフォーは決別することとなる。こうした流れは映画史としてとても勉強になるものだった。
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