年間322日間も出張し、
「バックパックに入らない人生の荷物は背負わない」がモットーのライアンの生き甲斐は航空会社のマイレージを1000万マイル貯めることだった…。
ライアンを演じたのはジョージ・クルーニー
いままでただの一度もダグ(いまだにERが抜けませんw)が巧いと思ったことはなかったが.
今回オレの生き甲斐ってこんなにも無意味なことだった？とハタと気づいたときの表情は胸を衝かれるほどの虚無感を漂わせていて参った。
頭ん中空っぽ！
時間が止まりホントに周りの音がいっせいに消え失せるあの瞬間のビー玉みたいな目がたまらない。
監督は『JUNO／ジュノ』のジェイソン・ライトマン。
つくづく思ったのは この監督って口が達者で早口で生意気な女の子が好きなんだなぁってことw
クルーニーの相手役のヴェラ・ファーミガの青い瞳は好き。
だけど、家庭と仕事と恋愛を三者両立なんてたぶんあり得ない。
ごく稀にそんな相手に巡り会えたのだとしたら、映画の中の彼女の落胆と「また電話して」という穏やかな叫びが切なくなる。
今はもうない静岡ミラノにて。
2010.5/1 （25）通算1195
