プライア

インベージョンのプライアのネタバレレビュー・内容・結末

インベージョン(2007年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

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帰還した宇宙船が爆発したか何かで、宇宙の細菌が地球に入る。
これに感染した上で一度眠った人は感情をなくしてしまう。
また、他の人々にもそれを移そうと集団行動を取る。

セラピストの二コールキッドマンの町はほとんどの人が感染する。
ニコールには感染した元夫に子供を奪われるが、
この子供は何故か感染しなかった。つまり免疫があった。

ニコールは無表情で感染者を装って単身元夫の家に乗り込み、これを救出。
が、ニコールはすでに元夫によって感染させられていた。
あとは眠らないようにしながら一生懸命逃げる。
最後はヘリに救出され、子供の体からワクチンを作って幸福終了。
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興行的には失敗した映画らしいが、面白かった。
感情の起伏が激しそうな二コールが作る無表情は面白かった。

何故宇宙細菌が人間の感情を殺すのかはよくわからなかったが、
それにより世界が平和になるという皮肉は良かった。

感情がなければ確かに戦争や利権争いはなくなるだろう。
ある意味そっちでもいいんじゃないかと思うけどね。
でも人間が人間でなくなってしまうのでやはり駄目か。

最後の「感染は終息したか」と聞く記者に対する報道官の台詞、
「新聞を見たらわかる(=日々戦争等が報道されるようになった)」
というのは最高のブラックユーモアだと思った。
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