翠

ぼくの生まれた日の翠のネタバレレビュー・内容・結末

ぼくの生まれた日(2002年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

なんとなくこれは泣いちゃうやつだ…と思ったら案の定。
想像の20倍くらい泣きました。
あとアニメーションが良い!動き、構図、グッと引き寄せられる作り方をしているように思えました。

宿題もやらず洗濯もプール帰りの袋ごと洗濯かごに入れているのび太。そんなことがキッカケで、誕生日だというのにのび助と玉子から散々に叱られてしまう。
あまりに叱られたのでのび太は家出をすることに。からのドラえもんと一緒に過去に行って、のび太の生まれた日を見ることになる。
というストーリーで、もうね…こんなん泣けちゃうの分かるよ。
叱られちゃったけど、ぼくが生まれた日はパパもママもこんなに喜んでくれて笑顔に溢れていたんだ!〜完〜という話で終わるのかなと思っていたら、それだけでは終わらないのがいいよね。
のび太という名前の由来にもなった病院前に生えている大木。
区画整理で数年後には切られてしまうので、現代に帰ってきて別の場所に植えようというのび太の発想。なんて思いやり溢れてるんだ…
大切にしていた漫画を土台にして埋めているのもまたグッとくるよね。
現代で木が無事に生えていることを確認しているとき、パパとママがのび太を探しにきているところだった。
叱りすぎてごめん、ぼくこそごめん、って和解するシーンは涙ぼろっぼろでした。きっと自分にもそういう思い出があったからなんでしょうね。
のび家族を気遣うドラえもんに気遣うのび家族。ああ〜ドラえもんも家族なんだなあと、温かい気持ちになりました。
翠